デブ活と人生RPG
うちには最近二人ほど人間の女子が出入りしてるのですが、喰う・飲む・寝るにばかりいそしんでて見事に全員体重が増えていってます
ダイエットの対義語のようなもので「デブ活」という単語があるようでして
カロリーの高いものをみんなで喰う、ほどの意味だそうですが。女3人でずっとこのデブ活をしてるわけです
このデブ活ですが、ただの一人ドカ食いと違うのは「カロリーの高いものをみんなで食べると楽しい」ということだと思うわけで
カロリーが気になる、食べたくないと思ってる人とはデブ活できないわけです。
食べて楽しい人もいれば楽しくない人もいる。
ところで
最近、人間関係ってRPGみたいだなと考えてまして。
私の推しRPG「ファイナルファンタジーⅤ」で言うなら、主人公は青年バッツで、仲間に元姫のレナ・海賊ボスのファリス・伝説のじじいガラフ・ガラフの孫クルルがいます。
各所に町や村があって、ダンジョンがあって中ボスがいて
途中でガラフが死んだり、レナと別れたり戻ってきたり。敵だったギルガメッシュがちょっと情に厚くて助けてくれたり。
冒険と関係ないチョコボの森があって、なんとなく遊んで過ごしたりもするわけです。
主人公バッツは、その時その時の目標を乗り越えながら成長してラストに向かっていくわけですが、これけっこう人生っぽいじゃないですか。
でね。
主人公はバッツだけではないと思うわけです
わたくしバッツの仲間、海賊ボスのファリスがめちゃくちゃ好きなんですが、この人生い立ちがすげー複雑
元々お姫様だったのに内乱で幼少期に島流しにされて
海賊に拾われて男として育って、腕でのし上がってボスになってたとこでバッツと知り合うわけです
この人が主人公の方がドラマとして見ごたえがあると思う。
みんな「自分が主人公」のストーリーを生きてるでしょ
いろんな街や集団に入って、新しい仲間ができたり離れたり
住人と出会ったり中ボスと戦ったりして、ひとつひとつ乗り越えながら成長して、次の何かに向かってって
でも、途中で出会う仲間や住人や中ボスや、みんなみんなそれぞれが主人公だと思うんですね
仲間にはそいつが主人公の世界がある。ずっと一緒に人生に向かっていける仲間かもしれないし、こっちが一方的に仲間だと思ってるだけかもしれない。
中ボスや敵にも、彼らの世界がある。今は敵であっても、彼らの世界の正義はある。人を害してしまうのには理由がある。
街の住人や旅人にも彼らが主人公の世界があるし、自分の人生よりよほどドラマティックかもしれない。
みんな、自分のまわりにいる家族、友達、同僚、みんなを「自分の人生の登場人物」としてとらえがちだと思う。
それ自体は否定しないけど、もし誰かとより分かり合いたいと思うなら、相手が主人公のRPGをのぞいてみたらどうだろうか
自分が相手にとってどんな登場人物なのか、自分が知らないストーリーはどこにあるのか
その人は普段なにと戦ってて、どうやって休息して、何を守って、何を望んでるのか
「人の立場に立ってものを考える」ってフレーズはよく聞くけど今年入ってからかなー特に感じるけど
意外と難しいんだなと思う。
そろそろ人間の女子がうちに来るので、人間女子ゆみこにゃん世界の登場人物化け猫Aになって今日もデブ活します。デブゥ。
コメントを残す