誰得雑談(性癖)

川原寝太郎(以下「寝」):サイゼリアデート的なネタで定期的に槍玉に上がるファミレスと視界にすら入らない蕎麦屋、丼屋、ハンバーガー屋とどっちが不遇か考えるなどしている。

寝:今更やけどチェーン店縛りでデートコースに入れられる=落ち着いて喋れる店って考えると回転率緩めなファミレス一択になるのは割と合理的かもしれない。(別枠:居酒屋) チェーン店縛り自体があかんのではと言う話は一旦置いといて。

Dodoko(以下「ド」):美男美女と一緒ならどこで何食ってもうまいですけどね(ババ並感)

寝:駅のベンチに並んでランチパック食うだけで脳内お花畑になる十代みたいなことを…。 間違ってないと思います(真顔)。

ド:そもそもメシのシチュエーションに興味関心を寄せてる時点で、デートというよりビジネスや社交だと思っちゃいますねー 病むほど痴情にのめり込んで、多幸感・嫌悪・絶望でメシの味が分からないような逢い引きこそ真の泥沼お花畑(❁´ω`❁)

寝:ww。 実際、デートで食ったもんの味とか覚えて無いですわ。飯食いに行くんじゃなくて楽しくお喋りしに行くんだし。

ド:同類じゃないっすかーwww

す:僕も同じです。むしろデートでサイゼを嫌がる人とは仲良くなれそうにないですわ。会話を楽しみに行くんじゃないんかい、と。 「美味しいラーメン屋があるから行こう」とか、黙々と食べること自体を目的としたデートならまだわかるんですけどね。

寝:「美味しいものを食べた」という記憶を共有したい的な趣旨だと割とアリだなと思いました。

ド:あー 黙々とメシ食うってのもいいですね。相手への興味も話もないのにわざわざ一緒にいるっていう「わざわざ」感がグッとくる

す:そうなの?(笑) 俺の場合は興味ない相手といるのはストレスだけど、そこにうまいラーメンが来ると「ラーメンだけは俺の気持ちわかってくれてるよ」という感動があるね。

ド:うーん例えば、10年付き合ってるカップルがいるとします 会ったり会わなかったりで、なんなら双方に他の恋人がいる時もある 話すこともないし興味もないし、楽しくもないんですね なのに双方が、「説明つかないけど一緒にいる」ことを選択してるとしたら、理不尽でいとエロスってなりますねえ(・∀・)

す:なんか俺のこと言われてるみたいだね選ばれなかったけどねうふふふふうふふふふ… まあそれはともかく、それってどこがエロいの?

ド:あーごめんんんん!! !!そういうつもりは全然なかったです、例えとして分かりやすいかなーと思っただけです(^_^;)

寝:それで脈絡なくホテルに行って色気のある会話とか一切無く全力でSEXをするマンガがあればエロいかもしれない…と思いました()。

す:倦怠期だけど身体の相性だけは絶好調のため別れられないカップル!これはエロいですね✨

寝:分かりやすくし過ぎたかもしれない(苦笑)。 Dodokoさんの例えは多分ホテル行かなくて良いんですけど、本質的には同じだと思うんですよ。頭ではお互いへの興味を失っているけど体感として何となく離れ難いものがある…っていう。
  ついでに言うと「会ったり会わなかったり」ということは同棲や結婚まではしてない、又は過去に試したけど上手く行かなかった、多分二人の距離感として「会ったり会わなかったり」位でいるのがお互いに一番心地良い。 この微妙な匙加減での枯れ方が何かエロいのは分かる気がします。

ド:寝太郎さんには前に「イケメンの精神崩壊ヌける説」とか熱く語ったことがあるから、理解してもらいやすいようですねw ご指摘の通りホテル行かなくてもいいです。「エロい」というのは正確な感覚じゃなくて、「グッとくる」っていう方が近いです。

寝:腐女子の方が仰る「エモい」「性癖に刺さる」の方が近いのかな。 「イケメン精神崩壊」が性癖、はBL趣味だと多分それなりのマーケットがありそう。

ド:ちょっと長いんですが(。-人-。)
  私の思う「興味も関心もないのになんか一緒にいる」の醍醐味はですね「2人とも、なぜ一緒にいるか説明できない」ことなんです うまくいったりいかなかったりする。興味もない話したいこともない。でも一緒にメシを食いに行き、セックスすることもある。

寝:うん、非常にエモいですね。 ミステリーものの探偵コンビがこんな関係だと個人的に凄く良い感じ。事件が終わった後でサイゼで無言で飯食ってる場面を定点カメラで映しながらエンドロール流したい。

ド:2人とも、友達から「恋人のこと好き?」と聞かれると、「好き」と言ったり「嫌い」と言ったりする。どっちでもそんなに変わらないし、どう答えてもちょっと違う。なぜ別れないのかも分からないけど、別に真剣に考えもしない。 で、何にも分からないまま、つまんない感じで延々と一緒にいるんです
  これってね、「2人が自主的に作った監獄」みたいな感じがしてグッとくるんですよ 夢も希望もなくて、腐った生活臭と嫌悪感としょうもない愛情があるみたいな …言語化難しいっすねこれw

寝:ループものに通じるかもしれませんね。永遠に繰り返される退屈で平穏な日常。ただし本当にループしている訳では無く微妙なバランスと不安定な将来の中で「何故か続いている」生活の象徴というかカタマリみたいな存在というか。

ド:そうですね、生きることの理不尽さ萌えみたいなニッチなやつですw 「なぜかダラダラ生きてる」っていう悲しさとだらしなさと微妙に愛情含んでる健気さで「ああああああ不条理だ!何もかも無に帰したいはあああああああん!!!( ;∀;)」ってなる感じです グッときますw

寝:「乾いただらしなさ」「だらけ切ったハードボイルド」な感じがたまりません。 この舞台がサイゼってのがまた良いですね。家族団らんや垢抜けない若いカップルに満たされた店内でこの二人の席だけ煤けた空気が漂ってそうw。多分窓際。産業道路とか通ってて排ガス臭いのに彼女が窓開けてしまう。
  彼氏が「それ止めろって」と言うと彼女が「ヤニ臭いじゃん」って特に嫌味な風でも無く言う。彼氏は舌打ちしつつタバコに火をつける手を止めない(妄想爆熱中)。

ド:いやああああ刺さる!!wwwwwwwww

寝:妄想全開でお送りしましたw。 (そもサイゼリアに喫煙席があるのかは未確認)

す:ちなみに僕が好きな関係性はこんな感じですw 脳内5歳児ですw

寝:これが百合だったらどストライクでした(何を言っている)。

ド:あー、つまりすぎさんの中ではピュアッピュアの初恋と鬼畜下ネタがラザニア状に重なってるんですかね ミートソース、チーズ、ミートソース、みたいな

寝:性癖のラザニアwww。 まあ私も自分の性癖マップ作ったら飛び地だらけなんだろうなという予感がします。

す:[画像](だぁ…い…すきいい…ッ!!ぶぱっドクドクドクッ)

寝:「飛び地」の「飛ぶ」から射精を連想しましたねw。

す:あとチーズもですね!

寝:床にラザニアが出来てしまったw。

ド:やだ次ラザニア食う時絶対これ思い出すwwwwwwwww

す:お二人とも文章表現が巧みなのでどういう関係性がツボなのかわかった気がします。退廃的で円熟味がある感じですね?その2人って実は共依存なのに気づいてなかったりしません?僕の言葉で解釈すると「堕ちていくと悟ってるのに止める気力もない」みたいな感じなのかな…と。 全然違ってたらすいません💦

寝:個人的には共依存までは行かない方が好みですね。
  そうか共依存爆発で修羅場を経験したのち、適度に距離を置くことにした(けど離れられない)みたいな…。「堕ちてるように見えるけど墜落の瞬間が来ないでずっと低空飛行」みたいな。

ド:あー 「2人が共依存に気付いてない」といえるかどうか これって、共依存の定義によって変わっちゃうと思うんですよね 私の性癖では、共依存したら最短距離で完全に破滅してほしいので、緩やかな破滅は共依存にならないかなぁ

寝:分かる気がします。 そういう最短距離の破滅と隣り合わせでありつつ、その事実が特に緊張感をもたらさないままダラダラと続いて欲しい。儚さと図太さの二律背反をアウフヘーベンして欲しいですw。

す:精神の緩慢な破滅って探偵コンビというより芸術家同士って感じもあるような…創作って自己破壊との戦いみたいなとこあるじゃないですか。

寝:探偵は芸術家(殺人犯)と付き合いが深いのでそっちに引きずられやすいんですよ(知らんけど)。 ダラダラ続くかと見せかけて死別したといえばホームズとワトソンが確かそんな感じですね。

ド:あああでも「じわじわ破滅/堕落しているのを感じながら、抗いもせず破滅していく」もいいな、それはそれでハアアアンんん!

寝:これ片方が死んで終わるんだろうなと思わせて死なず、でも近い将来死ぬ可能性は否定せず終わるとか良いですね。

ド:うーーーん いや、長期戦でいくなら地獄のとろ火がいいかな 「顔とスタイルしか取り柄のない、性格も悪い馬鹿だ」と思いながらもクズ同士で一緒にいて、年々その「顔とスタイル」が無価値になって、「ただの性格の悪い馬鹿」になっていく とか

寝:うーん…この話を始めた当初から「幽遊白書の最終盤に一瞬だけ出て来た温子(幽助母)とその元彼」がちらつくんですよね。 ↓このあと何だかんだで二人して夜の街に消えていきます。

す:あっまさにこれです!

寝:おっ通じた。

す:ここで温子の元彼を出してくるあたり冨樫先生はやはり天才かと…すぎさく、この2人の関係性…
  [画像](だぁ…い…すきいい…ッ!!ぶぱっドクドクドクッ)

ド:ラザニアが量産されるwwwwww

寝:幽遊白書は敵らしい敵を一通り倒してしまった後、最終回前に何話か続いた日常回が割と神だと思ってます。

す:個人の人間的な話にすることで黄金期のジャンプが抱えてた「強さのインフレ問題」を一旦チャラにしましたもんね。僕もあの辺の話は温かみがあって好きです。

ド:すんません読んだことないので汲み取れないっすわ(´^∀^`)
  精神の緩慢な破滅は妄想広がりますねえ 「身を滅ぼしながら創作する」っていうのもそうだし、「だんだん嫌いになっていく」「認知症が進んでいく」「最初から居なかったことに気付いていく」とか、ティッシュのお代わりが足りませんわ

寝:「認知症が進んでいく」ワロタ。10年じゃ短いかもしれませんね…。

ド:ちなみに!ちなみに認知症はですね!!(*´д`*)ハァハァ 「死ぬほど憎んでいた人」の認知症がベスト・オブ・残酷だと思います!( •̀ω•́ )✧

す:「最初から居なかったことに気付いていく」めっちゃ映画とかでありそう!

寝:方向性違うかもしれませんが、児童文学とかで主人公の相棒になる「喋る人形」とか「自分にしか見えないヒーロー」が最終的に普通の人形になったり姿を現さなくなったりするやつめっちゃ好きです。 突然消えるのも好きだけど「いつの間にかいなくなってた」みたいなのも好き。

ド:あーそれ系はねえ…心を蝕む残酷さがちょっと薄いので、フィニッシュとしてはイマイチですね。だったら親に取り上げられて
  あかん寝太郎さん、これは終わんないですわwww

寝:全員の性癖のデータ容量膨大過ぎ問題。 これ武田さんかホムラさんでも加えて座談会したら一晩でも終わらん奴ですねw。

す:てゆーか、みんなで語り明かしたいです(´・ω・`)

ドドコの鬼武者修行

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