二十歳の呪い

愛してるの言葉をあなたは私に投げつけた

拾ってあげたのに そいつは喉元に噛みついた

あなたが私につけた傷は 古くなれど古くなれど消えてくれず

それでも 憎めぬ 愛しあなた あなた愛してます

 

愛してるの言葉をあなたは私に投げつけた

拾ってあげたのにそいつは首元に噛みついた

 

俺はいわゆる駄目ホスト 指名なんか取れないし

夢も希望も知らねえ なんとか食っていけるだけさ

慣れたはずの はじめましてで 運命まわった よくある話さ

 

愛してる この言葉で間違いない

わかってる そんなこと わかってる

 

あたしの家はお金持ち なんでも買ってもらったし

友達 彼氏 いるけど すべてむなしくて

会うべくして 出会っただけ 怖くないよ こうなるはずでしょ?

 

愛してるの言葉をあなたは誰かに囁いて

強がって笑うけど 昨夜泣いてたのは知ってるよ

 

愛してる わかってる

 

いろんなものがずれていく

あなたがわたしがずれていく

狂っていくのは誰だろう

僕ら以外は狂ってる (会うべくして 出会っただけ)

 

愛してるの言葉の記憶は遠いママの声

本当に欲しいのはって そんなの今はわからない

愛してるの言葉の意味さえ変わってしまうのに

僕らは繰り返す 一人ぼっちから目を背けて

 

あなたは繰り返す 一人ぼっちから目を逸らして

 

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