キラキライルミネーション 笑顔あふれる本通り 穏便・鼻歌的呪詛 つらいきつい苦しい悲しいと幸せは大体同じこと 歩み寄ってみようとした 分かり合える気がして 「正論言うな」ってなんでよ ああ人間が嫌いだ やたら着飾ってる群衆 嘘のビールでワッシュー 僕ら矮小なただの生物 Vulgar Holy Night 君みたいなしょうもないやつ 誰も興味持たないよ 好きなようにいればいいよ

「悪い子はどこじゃあ」と言う悪い子 いい子は吊るせ 自慰のち涙 明けない地獄夜 枕がかびてく 怒んないでそれじゃ何も答えられないよ 君の言ってることは君の望むものじゃない 「本当はやさしくっていい子だったんです」いい子 悪い子 普通の子 憎い憎い憎い憎いな 愛してるって言ったやない(言ってない) 死ぬ死ぬ言いたいだけ できないじゃなくてしないだけ 希望はやっばい劇物だ 今日も

私はもう純粋ではないと 小さな観葉植物に教えられる 「そんなことは分かっている」と プロペラみたいな葉っぱに触りながら 開けた窓からの風に言葉を乗せる 聞く人なんて誰もいない 今はでも それがいい 今日は 我慢することも 遠慮することもなく 好きなだけ泣くことができる それは 幸せなことだ 誰もいない 誰も みんな消してやった 今日は血を流さなくていい

詩と歌詞と朗読:武田章利 音楽と歌:ドドコ https://soundcloud.com/dodoko-p-bretty/eb2cg4r8qoxc ぐるぐる回る観覧車の下、小さな薔薇が見ている明日。 薄暗がりを歩く二人に、 陰が差し込む。 来るべき終わりに。 重い吐息に花は震えて、 景色に色を置くのは不得手。 沈んだ視線が時間を止める。 それでも世界は回って病める。 求める